某メガバンクのシステムトラブルが続いている
合併を重ねて誕生した現在の組織
大規模なシステム統合を決断し
10年余りの歳月をかけ一昨年にリリースされたシステム…
多岐にわたる業務システム各々を高度化させ
それらを統合するしくみ…「minori」と命名された
理想のシステムとして満を持して開発をスタートさせたのかもしれないが…
高度化と統合は、縦にも横にもメリットを拡張すること
それは同時に、リスクを縦にも横にも拡大させる
高度化と統合は、トレードオフの関係だ
高度化・先鋭化するのなら他とは密に結合するのではなく疎結合であるべきだ
統合を優先するのなら、あえて個々の領域は高度化するべきではない
高度に作られたものは往々にして複雑になる
複雑になるということはエラー時の原因特定に多くの時間を要するということ
そう…昨今の状況は、なるべくしてなった…と言わざるを得ない
高度化は顧客サービスの向上
統合は業務効率の向上
どちらも重要課題ではあるが
トレードオフの関係であることをどれだけ認識していたのだろうか…
これは受託したSIerにも大いに責任があると思う
だが…残念なことに、この問題の問題は
ステークホルダーが多すぎて、当事者が曖昧であることだ
そう…システム以上に、人間関係が複雑なのだ…
と、ぼくは思う
