大坂なおみ選手の全仏オープン棄権の
ニュースが飛び込んできた
試合後の記者会見に対するプレッシャーが
彼女のメンタルヘルスに悪影響を及ぼしているとのこと
主催者側は
「ルールに定めてある」
「単に競技のみを行えば良いというわけではなく
メディアを通してファンや関係者へ会見すること
までが、ツアーだ」
つまり、選手の義務を前面に出している主張だ
選手の健康を最優先するのか
ツアールールを遵守していくのか
この問題は、どちらかが、どうするということではなく
ステークホルダー間で対話して全体で解決していくことだと思う
義務と権利は、しばしば衝突する
権利を放棄したくても、義務がそれを許さないこともある
義務と権利は、互いに干渉することなく
どちらかが消滅した場合は、一方もまた消滅することを
道理としてわきまえるならば
義務と権利にこだわること自体が、どこか虚しく感じる
選手の声に耳を傾けながら
より良く変化していくことを願う