ぼくが会社を去る決断したのは将来への不安からだ
将来が不安なら会社に残るべきでは?
それも一理ある
だけど、ぼくは会社に残ることのほうが不安と感じた…
それは、管理職として残り続けても
個人としてのスキルは上がらない
むしろ、かつてやったこと(経験)さえ忘れていく…
仮に、60歳を過ぎて
部長でした…と肩書を言ったところで
それが一体どれだけ通用するのだろう…
60歳で人生を終われればよいのだが
残念ながら、その先もしばらく
生かされることになりそうな雲行きだ
そこでぼくはこう考えた
これからは自力で生きる力、スキルが根幹になければならない…
…Vital
組織から高額なSalaryを得て
安穏と暮らしていけば
活力やスキルが後退していくばかりでなく
プライドや慣れが邪魔して
変化への順応や挑戦する気概が奪われていく気がした…
混迷を深める社会、複雑化していく社会…
今や終身雇用を保証している企業など皆無に等しく
なにが幸福なのか?誰も教えてくれない
目立つのは拝金主義と利己主義に覆われた世相だけだ…
ぼくは自分の手で糧を探して、その糧を必要充分なだけ食べて
あとは身近な人たちへ配れるような暮らしができれば
それこそが本望だ