「誰でもできる簡単なお仕事です」
「1日2〜3時間でもOK」
「曜日応相談…」
近頃、最低賃金が引き上げられた
経済界から批判が沸き起こっている
産業革命以降
特にこの100年で急速に進んだ分業
職人と呼ばれる人たちは隅へ追いやられ
強大な資本をレバレッジに設備投資を行い
モノづくりの分業化は進み
労働から考えることを奪っていき
同じことを反復するだけの仕事が増加した
この結果、労働力の流動化は進み
「今の仕事をやめる理由はないけれど、続ける理由もない」
そんな人たちが増加した…
「働きがい」をテーマに人材育成、組織改革を試みる企業が増えているが
自語相違の感が否めない
業務外のサークル活動などに力を入れている企業のほうが
まだマシかもしれない
ぼくが高く分厚い壁のように立ちはだかる数百年来の
このテーマに対峙しなくてはならないときがやってくるのだろうか…
できれば回避したい(笑)
そんな器じゃないし…
労働者から創造力を奪っている一方で、創造力を喚起するこの矛盾に
立ち向かっている人たちを心で応援したい