米国がアフガンからの完全撤退を宣言した
ぼくたち日本人にとっては遠い国の一つであり
あまり関心がない人が多いと思う
ヨーロッパと東アジアをを結ぶ要所に位置するアフガン
アフガンを始めとする中央アジアは
戦争とそれによる抑圧と貧困にあえいできた歴史をもつ
略奪と殺生が繰り返され、権力者が変わっても
民衆が苦しめられることには変わりがなかった
男女平等も、思想信条の自由もない
世界一の麻薬密造国と言われている
長く続く貧困により、豊かさへの渇望に駆られた一部の暴徒が
宗教を利用し、自己を正当化して略奪を繰り返す
何処の国にあっても、この人間のメカニズムは普遍なのかもしれない
今回の撤退により、多くの現地支援者たちを救出できなかったことが
先進国の中で物議を醸している
何が正解だったのか、一概には言えないが
これまで、自国の再興のために先進国の人々に協力して活動してきたアフガンの人々
その人たちを充分に救出できなかったことは、後世まで禍根を残すだろう
遠く離れた日本から、ぼくたちができることは何もなそうだ
せめて、アフガンの人々の貧困や暴力による苦しみが癒えていくこと祈ることしか