カントの著書「純粋理性批判」(の解説書)を
中断した時期を含め、3ヶ月あまりかけて読み終えた…
今から200年以上前の著書なのだが
和訳も明治時代の国語表現で難しさに拍車をかけていると感じる
1ページ読むごとに、本意を理解できず何度も反復しながら
それでも理解が追いつかなくなり
酔いも相まって、やがて意識が遠のいていく
知らないことは山ほどあるが
わからないことは年々少しずつ減ってきたと感じている
…普通に暮らしていく上では、だけど…
そんな日々にあって、カントは
「きみは本当にわかるかな?」
と問いかけられているような気がする
そう感じれば、即座に「わかりません!」(笑)
と答えるしかないのだが…
ぼくの中にある「わからないこと」へのささやかな挑戦…
すぐにくじける挑戦なのだが
挫けそうになったら
散歩をしたり、ときには山を歩いたり
頭を空っぽにして、時間を過ごす
いつの日か「少しだけ…わかった気がする…」にたどり着くために…