貨幣経済の中で、人口のおよそ2割の人々は富豪と呼ばれているらしい
これらの人たちの資産は、全人口の8割を占めていると呼ばれている
数十年…いや数百年先も、金銭的な心配をすることなく暮らしていける
お金を持っていることになる
吉川英治はある時、裕福な家庭に生まれ育った若者にこう言った
「君はなんて不幸なんだ…早くから、おいしいものを食べすぎ、
美しいものを見すぎているということは、こんな不幸はない。
喜びを喜びとして感じる感受性が薄れていくということは、
青年として気の毒なことだ」と。
これは、貧しさ自体が不幸なことではなく
貧しさを不幸と決め、豊かさを幸と信じていることに対して
疑問を投げかけているのだ
冒頭の「富豪」たちが手にした豊かさの次なる夢は
永遠の生命=死ぬことのない体を手に入れることなのかもしれない…
今宵は、銀河鉄道999でも観て
真の豊かさを再確認してみようかと思う…