「ブスすぎて死にたい…」
こんな言葉が街の騒音から聞こえてきた
振り返ると10代か20代ぐらいの女の子たちが
グループで歩いていった
冗談っぽく聞こえたのだが
連れの友だちからの笑い声は聞こえない
死にたい、などと言う言葉は
冗談であると願いたいが
ブスすぎて…は、どうやら冗談で言っている
感じではなかった…
歴史を紐解いても
世の中が不安定であればあるほど
極端に偏っていく傾向がある
美しい花に衆目が集中し
花の美しさを語る言葉は
街の騒音にかき消されていく…
そう、内面からくる言葉を探すよりも
直感的な、理屈抜きで視覚で感じることが
すべてのような錯覚を起こしていく
こうなると、外見がすべて…なのだろう
けど、批判を恐れずあえて伝えたい
外見は大事だけど
内面も大事
美しい人間とは
人間の美しさを
知り体現すること
つまり
内面を起点にして外見に発していくことを…