愛知県の大村秀章知事に対するリコール署名の偽造事件で
県警は24日、運動を率いた美容外科「高須クリニック」の
高須克弥院長の名古屋市内の関係会社を地方自治法違反
(署名偽造)の疑いで家宅捜索した。
佐賀で偽造された署名簿に、高須氏の秘書が指印を押して
いたことが分かっており、高須氏の運動への関与の実態などを
調べるとみられる。
この事件の真相は何だったのか?は
今後の捜査の推移を見守りたい
ただ、ぼくが気になっていたのは
高須氏は、エモーショナルなお人だ、ということ
美容外科という分野で成功を収めた有名な方…
ご自分のやり方に自信をもっているだろうし、周囲も当然の如く
従ってきたはずだ…
孤独と言えば、これほど孤独を味わってきた人も少ないだろう…
ワンマンと言われればワンマンだ
反対する勢力には敏感でもあるかもしれない…
こうと決めたら猪突猛進するのかもしれない…
人生の熟達された方に対して、失礼かもしれないが
自他を冷静にみつめ、自他の差異に対して歩み寄っていくバランス感覚は
とても大切だと思う
つまり、今回のリコールは
本当にそれ以外に選択肢はなかったのだろうか?
感情に覆われて大局的に考えることが困難になってしまったのではないか?
戦前、開戦を強烈に主張する陸軍に対して、非開戦を唱えた海軍
いざ開戦してからも、和平交渉の落とし所を模索した海軍のリーダー
山本五十六氏
国中がエモーショナルな空気に包まれる中にあって
彼は冷静さを失わなかった
腰抜け、臆病者と罵られ、陰口を叩かれても耳を貸さなかった
パール・ハーバーへのアタックの成功が国内に打電されると
今度は手のひらを返したように拍手喝采される中
氏は寡黙に、独り和平の道すじを考え抜いていた
感情は思考を上塗りしようとする
感情が勝つのか、思考が勝るのか
このニュースは、ぼくにとって反面教師にしたい
と思った…