Appropriate

一昨日もまた県内で

登山中に滑落が原因とみられる

死亡事故が発生した

沢登りにきた男女2人とのこと

前日からの雨で沢も増水していたと思う


今年は県内の登山事故(特に死亡事案)が多い

ソロ、タンデム、パーティー…

事故はそれぞれ、様々だ


ぼくは基本的にソロだ

それは、ぼくなりの理由がある

ソロでのリスクとパーティーでのリスク

ぼくはパーティーでのリスクは、ソロよりも大きいと

考えている


なぜか?

登山には適正とスキルが必要だが

人それぞれ適正に対する適合の度合いと

スキルレベルはバラつきがあるからだ


例を挙げよう

適正とは、その人の基礎体温や持久力

危険を想像するその範囲と行動

スキルとは、歩行力とルーティング

安全と危険の境界の見極め…などだ


パーティーに参加したときのこと

その中で、とてもおしゃべり好きな男女がいた

ずっと会話しながら歩いている

しばらくすると、パーティーの前方の人たちとの距離が

開いたことに気づき、走って追いついてきた

そして前の人と1mぐらい後方をピタッとついて…


その人は、ぼくにこう言った

「上りはキツイけど、下りは楽ですよね。」

この例の中に4つの不適切な行動がある


ぼくにとって、このような行動をする人とのパーティーは

リスクでしかない

自分のコンディションを確認しながら

常に足元と周囲を見極め、耳を澄ませ

その後に発生しうるリスクをどれだけ想起できるか


大切な家族に、元気に「ただいま!」と言うまでが

登山だと、ぼくは思う

snow covered mountain
Photo by Gianluca Grisenti on Pexels.com

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