Financial Independence, Retire Early…FIRE…
老後資金2000万とか…
早期リタイアで自由を手に入れるとか…
米国発信のムーブメントらしいが
一体、誰が何のためにこのムーブメントを起こしたのだろう…
FIREとは、一言で言えば
資産形成を行い、その資産の運用益で生活していくライフスタイルを作ること
ぼくにとっては、ちょっと「お伽噺」のように感じる…
一年間の生活費の25倍のお金を貯めて、それを年利4%(複利の前提)で運用していく…なんて…
世の中の閉塞感は、金融業界にも大きな影響を与えている
長らく続くゼロ金利政策は銀行にとっても痛手であり
新たな稼ぎ方(顧客)を作らなければならない
金融業界の再びの隆盛を取り戻すため
その期待を一身に背負っているのが「投資会社」だ
FIREというものには、なにか投資会社の影が見え隠れする…
資産形成にせよ
資産運用にせよ
投資をレバレッジにしたやり方はリスクがある
そもそも資本主義は損得の差で成り立っているのであって
以前も書いたように、資本家>事業家(及び配下の労働者)だ
今回のFIREに当てはめれば、資本家>投資家だ
そう…投資もまた、資本家のツールなのだ
街では、水を飲むにもお金がいる
山(国定公園等)では、タダで飲める(湧き水なら)
資本家の影響を全く受けずに暮らすことは難しいが
資本家に翻弄されることなく生きることは可能だ
お金は大事、あれば便利…
これは、相田みつをの言葉だ
ぼくもそう思う
そして、お金を下僕にしようとも、お金の下僕にはなるまい
とも、思う…
それが、みつをの言いたかったことなのだろう…と信じて…