Alone or everyone 2

山は一人で登る


早く行きたいから…というわけではない


リスクだ



タンデムなら2倍


パーティーなら数倍にリスクは上がる



なのでパーティーのときはロケーション、ルートを普段以上に


念入りに計画しシミュレーションする


メンバーのスキル、パフォーマンスを推測する


それだけではない


メンタル、モチベーションをも推定する


体力と気力


山行の動機


スペックとセンス



なぜか?


山岳事故において、ソロを除くパーティーでの事故は


メンバー間のギャップが表面化したときにリスクが現れる


そしてそのリスクは、全員へ波及する



3年前に発生した冬期 八ヶ岳での滑落死亡事故は


体力が尽きて、集中力が失われたメンバーが足をとられ滑落


ザイルで数珠つなぎで固定されていたメンバーも引き込まれ


全員が連鎖滑落した痛ましい事案だった



パーティーでの山行は「○○さんがいるから安心」と思うのは危険だ


ソロであろうとパーティーであろうと


根本は、自分が自分に対して本当の安心を与えられるかどうかが重要だ


より強固なポジティブを得たいのなら


想定できる全てのネガティブを挙げ、一つ一つを吟味し対策するかだ



ポジティブという安心は


ネガティブという土台の上にある

two man hiking on snow mountain
Photo by Flo Maderebner on Pexels.com

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