山は一人で登る
早く行きたいから…というわけではない
リスクだ
タンデムなら2倍
パーティーなら数倍にリスクは上がる
なのでパーティーのときはロケーション、ルートを普段以上に
念入りに計画しシミュレーションする
メンバーのスキル、パフォーマンスを推測する
それだけではない
メンタル、モチベーションをも推定する
体力と気力
山行の動機
スペックとセンス
…
なぜか?
山岳事故において、ソロを除くパーティーでの事故は
メンバー間のギャップが表面化したときにリスクが現れる
そしてそのリスクは、全員へ波及する
3年前に発生した冬期 八ヶ岳での滑落死亡事故は
体力が尽きて、集中力が失われたメンバーが足をとられ滑落
ザイルで数珠つなぎで固定されていたメンバーも引き込まれ
全員が連鎖滑落した痛ましい事案だった
パーティーでの山行は「○○さんがいるから安心」と思うのは危険だ
ソロであろうとパーティーであろうと
根本は、自分が自分に対して本当の安心を与えられるかどうかが重要だ
より強固なポジティブを得たいのなら
想定できる全てのネガティブを挙げ、一つ一つを吟味し対策するかだ
ポジティブという安心は
ネガティブという土台の上にある