COMPLEX

感情は人間が他の生物より突出した特徴のひとつ

良くも働き 悪くも働く


中でも劣等感は最も注意すべき感情だと思う


ひとりでは劣等感を抱くことはない

複数といるときに突如として湧いてくることがある

そして一度湧いてきたこの感情はいつまでも尾を引く


忘れたり 思い出したりして

終わりの見えないトンネルに入ったかのような

なんとも言えない気持ちに覆われる


他人からすれば関心のないことでも

自分の中では重大なことだ


劣等感は

他人との接点がきっかけとなり

自分の中で増幅されていく

自身の優位性を渇望し

自身の劣等感を克服しようとする


それが叶わないことと認知すると

今度は他人を貶めようとする

そうして自身の優位性を証明しようとする


それがどれほど理にかなっていなくても

それは重要なことではない

最も重大なことは

自分がどれほど優れているのか

この一点だけだ



ウラジミール…

キミに伝えたいことがある

なりふり構わず自身の正当性や優位性を

証明しようとすればするほど

それは還って自身を矮小化している姿に映る



万物は皆 補完しあって営んでいる

優れていることと劣っていることは一見

相反することに思うが実は2つではない…

1つだ


つまり心の置所

観方によって異なるようにも観えるし同じようにも観える


明日 キミがどのように変わるかは

キミの今の心をどこに置き換えるか

観方をどのように変えるか

それだけのこと


そう…それだけのこと

キミの心を支配する優劣の感情と戦い

勝利できるのは

キミだけだ

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